塗装工事マメ知識

DIYで外壁塗装をする際の注意点

DIY

家を建ててからある程度の築年数が経つと、外壁の汚れや色のくすみ、ひび割れなど気になる箇所が目立ち始めます。
そろそろ塗り替えをしなければと分かっていても、結構な費用がかかってしまうからと、つい後回しにしてしまっている方も多いかもしれません。特にモルタルの外壁ですと、乾燥収縮に伴い、クラックが自然にできてしまうこともあるでしょう。大抵の場合、そのような傷は小さなものであり、「業者を呼ぶまでもない」と判断しがちです。

ましてや、最近はDIYブームで、道具も塗料もホームセンターやネットで簡単に手に入ります。
ですが、ちょっと待ってください。現実はそんなに簡単ではありません。知識や経験のない方がそういった補修をしてしまうのは極めて危険です。ネットなどで調べたとしても、それが正しいとは限りませんし、間違った補修をしてしまうと、それを直したり取り除いてから再度補修しなければならず、費用も余計にかかることになります。

それ以外でも、外壁塗装のDIYについてはデメリットが多く、正直オススメできません。
このページではDIYの注意点とプロに頼む必要性についてご紹介いたします。

DIYとは

近年、「DIY」という言葉がメディアやインターネット上を賑わしています。「DIY」は「Do It Yourself(自分でやろう)」の略語です。専門業者やプロに依頼するのではなく、自分で作ったり修繕したりするなど“日曜大工”を行うこと、プロにお願いせずに自分で行う作業の全般を指します。

ホームセンターに行けば外壁塗装用の塗料や工具が売られていますから、外壁を自分で塗ってしまおうと思う方は多いかもしれません。

実際、DIYで外壁塗装を済ませる事が出来れば、専門業者に頼むよりも安上がりです。ほとんど全員の方がこの費用節約目的でDIYによる外壁塗装を行います。その他、専門業者に頼むまでもない小さな補修や、足場など専門の工具を必要としない塗装はDIYで済ませてしまう方もいます。

お勧めしない理由その1・危険

プロの業者でも屋根や外壁を塗装する際は注意が必要です。そうした危険を伴う作業を知識も経験もない一般の方が行うとしたら、より一層の注意を払わなければならないでしょう。はしごや脚立などの作業では常に事故の危険性を意識しましょう。

転落等で命を落とす場合があります(死亡など事故事例)

落下

普段からDIYを行っているケースではない場合、不慮の事故が発生する可能性が高いです。外壁塗装工事で死亡事故なんてニュースで見たことがない、という方もいらっしゃるかもしれません。しかし、実際に外壁塗装工事現場で命を落とすことは十分にあり得ます。しかも、素人のDIYでの転落事故ではなく、外壁塗装業者、リフォーム業者などの専門家による施工中の事故が多発しているのです。死亡事故の多くは、安全対策を十分に行っていない事による場合が多い(安全措置の不履行といいます)のですが、DIYではその安全対策が十分かどうかもわからない事が多いため、安全対策への知識を十分に得ておく必要があります。プロでも1年で500人以上と、足場から落ちてケガをすることは多いので、一般の人にはかなりの危険が伴います。

転落の他にも火災、中毒、感電など様々な事故が起こりえますので、十分に注意しましょう。

厚生労働省が運営しているサイト「職場のあんぜんサイト」において、様々な事故の状況を確認することが出来ます。

お勧めしない理由その2・実はコスパ(費用対効果)が悪い

DIY

DIYで外壁塗装リフォームすることによって安く済むので費用対効果は高いのではないか、と考えてしまうかもしれませんが、それはDIYをする人が「一人で外壁塗装業者全員分の働きをする場合」に限られます。仕上がりの品質が塗装業者と同じになるのであれば、人件費はタダなのでその分は安くすむ、費用対効果(コストパフォーマンス=コスパ)が高いと考えても良いかと思います。

でも、実際はDIYと専門業者ではゴール地点のクオリティが異なります。つまり、仕上がりに非常にムラがあると言う事です。

家全体を塗りかえるような大規模な外壁塗装工事は、足場をレンタル、組立から塗装終了し片付け終わるまで非常に長い期間を必要とします。プロに依頼しても数日かかる重労働なだけに、一般人が行おうとするとより多くの時間がかかるのも当然です。通常、2週間程度で終わるはずの外壁塗装工事は、DIYで行った場合、最低1~2ヶ月、ましてや日中、仕事をしながらであれば、3ヶ月以上はかかると考えた方が良いでしょう。長くて半年以上かかる方もいます。当然、その間借りっぱなしの足場のレンタル料金が発生しますし(30坪で200㎡なら一ヶ月3万円ほど)、塗料の臭いが長期間するので近隣とのトラブルも懸念されます。
また、高圧洗浄機を含め、道具を揃えるのにまた費用がかかります(おおよそ20~30万円ほど)

しかもそれだけの時間をかけたのにもかかわらず、おそらく塗料のムラなどから、プロが行った時のような10~15年のような非常に長い耐久年数は期待できません。苦労して塗ったとしてもまた数年後には部分部分に修復を必要とする箇所が出てくる可能性が高いのです。下地処理を万全に行わない、または乾燥重ね時間を守らない事により、2~3年後に塗膜が剥がれるケースはよくある話です。また、外壁塗装は新規の塗装よりも塗り直しの方が面倒ですので、DIYの場合上手くいかずに剥がれてしまう事があります。塗料に関する知識や塗装の技術があればまだましですが、まったくの素人が行う場合、そううまくはいきません。見た目だけではなく、耐久面においても不安を残すことになります。そして、「途中まで塗ったけど、塗り終えることが出来ない」となった場合に、そこから引き受けてくれる業者はほとんど見つかりません。なぜなら、初心者が塗ったものを手直ししても、1年後、2年後、と後々問題が起こる可能性が高いからです。仮に引き受けてくれたとしても、最初から塗装を依頼するより、余計に費用が掛かる場合がほとんどではないでしょうか。更に、後々問題が起こる可能性が高いため、塗装に関する保証が受けられないことも考えられます。

また、前回塗膜の状態があまりよくないと、上から再塗装をしても剥がれる可能性が高いので施工を嫌がる業者も多く、次の塗装時期が来た際に、仕事を受けてもらえない場合もあります。

お勧めしない理由その3・保証がない

保証

業者に作業を依頼した際は、不手際があった場合やトラブルが発生した際には、業者に責任をとってもらうことができます。一方、DIYで作業した場合は自らに責任があり、補償については一切ありません。また、自分で修繕した屋根は、台風や地震などの災害で損傷した時に火災保険が適用されません。

まとめ

下塗り施工中

ご紹介してきた他にも注意点はいくつかあげられます。

  • ご近所への配慮。
  • 外壁と共に他の箇所も塗装を行う場合(屋根の塗装は、危険すぎるためプロにお任せしてください)

DIYは確かに楽しいです。「どんな色にしようか」などあれこれ思案をしたり、作業中も試行錯誤を繰り返したりしながら、自分の思い通りに上手くいけば、一生の想い出にもなるでしょう。感慨もひとしおだと思います。また自分一人で完工する場合、掛かるお金が安い。これも事実です。

ですが、上記のリスクを考慮すると、最初からプロにお願いするという選択肢も考えてみてはいかがでしょうか。

プロにお願いすることは「安心」を得ることです。「安全性」「美しい仕上がり」「短期の工事期間」はすべてクリアできます。納得のいく工事をしてもらうために、事前の打ち合わせで、色決め・塗料選びなど時間がかかることもありますが、必要な費用に対して得られるサービスは、非常に大きなものです。また、安全性の高い工事を短期間で行えるだけではなく、天災などのトラブルが起きても火災保険が使える等、安心です。

繰り返しになりますが、DIYで屋根や外壁の塗装を行うことは、一般の方にとってはまず「危険な作業」であるということを、念を押してお伝えしておきます。また、プロのアドバイスは必ず受けて下さい。
これらの点を踏まえ、どうしてもDIYをしたければ手すりや門塀など簡易的なものにとどめておき、どうか、ご安全に作業なさって下さい。そして本格的な修繕はプロに依頼するのが賢明かと思います。高品質な外壁塗装をお求めなら、私たち昌栄が力になります。ぜひ弊社にお声がけください。あなたのお住まいを守るため最適な塗装計画をご提案いたします。
もちろん、ご相談やお見積もりは無料で承りますので、お気軽にご相談ください

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