塗装工事マメ知識

外壁・屋根塗装の下地処理は最も重要!役割から施工までを徹底解説!

高圧洗浄

美しい塗装工事の仕上がりには、丁寧な下地処理は欠かせません。下地処理こそ一番重要な作業だと言う業者も少なくありません。ご自宅の外壁・屋根の塗り替えに、美しい仕上がりと十分な耐久性を求めるなら、下地処理を徹底してくれる塗装業者にお任せするのがベストです。そのため、外壁塗装工事関しては、施工費ではなく正しい技術を持っている業者を選ぶことが大切です。 昨今、外壁塗装の知識を持たない家主に付け入り、粗悪な工事を行う業者が多数出没しています。
今回は外壁塗装の下地処理の基本とその大切さ、それに加えて悪徳業者に騙されないためのポイントをご紹介いたします。

■下地処理とは

下地とは素地(元の下地)や旧塗膜(塗料を塗って造られた幕)のことで、下地処理は、素地を補修または強化するための処理で、塗装工事前に下地面の汚れを落とし劣化部分の処理を施して、塗装面の状態を整えるのが目的です。つまり、壁面に不着しているホコリやサビ、旧塗膜から浮き出た顔料、排ガス汚れ、苔・藻などを高圧洗浄で洗い落とし、ひび割れなどを補修する事をいいます。

■塗装を美しく仕上げるためには下地処理の徹底が必須!

下地処理は、防水性と耐久性を高める重要な工程です。

下地処理をせずに塗装すると、塗膜が剥がれていた部分やひび割れ(クラック)が発生していた部分は、塗料が均一に付かずに仕上がりに影響してしまいます。また、せっかく良い塗料を使用していても、きちんと下地処理を施さないと内側の古い塗装が剥がれてしまい、新しい塗膜の耐久性が失われてしまうのです。

下地処理が不十分だと塗装が長持ちしない。

外壁・屋根の塗装の寿命は「10年が目安」といわれていますが、施工不良を起こしてしまうと長持ちしなくなります

外壁・屋根の塗装に使用されるペンキには、配合されている成分によってランクがあり、ランクが高いほど見た目の美しさや耐久性が上がります。
ところが、下地処理が不十分だとペンキ自体の性能が発揮されず、メーカーがうたう耐用年数ほどは長持ちしなくなります。
せっかく10年、12年、15年の耐用年数が約束されているとしても、下地処理を怠ると1年たらずで色あせや剥がれなどが起きてしまうことだってあるのです。

外壁・屋根の塗り替えは決して安いものではありません。
一軒まるごとの塗り替えで100万円前後の費用がかかるのですから「失敗したのでもう一度」なんて気軽にできるものではないのです。
本来であれば10年は美しさを保ってくれるはずが、5年程度でみすぼらしくなってしまい塗り替えが必要になったとすれば、10年間のコストは2倍に膨れ上がる計算になってしまいます。

下地処理の徹底は、見た目の美しさや耐久性の向上に直に影響し、ひいては外壁・屋根の維持のトータルコストを抑える効果があるのです。

外壁材や塗料にはたくさんの種類があり、ひび割れ(クラック)、サビが発生しやすいものもあるので、下地処理をする前に、外壁の種類をあらかじめ把握しておく事も大切です。

■下地処理の方法と流れ

下地処理にはいくつかの方法があります。

・高圧洗浄
・ケレン作業
・コーキング補修
・クラック補修
・パテ埋め
・各材質による下地補修

それぞれの方法について、詳しくみていきましょう。

水圧で汚れを落とす『高圧洗浄』

高圧洗浄

外壁や屋根の塗装に関し、最初に行う工程です。外壁塗装の高圧洗浄は非常に大切な作業で、外壁の表面にある古い塗膜を取り除くために行われます。古い塗膜以外にも、カビ、藻、コケ、汚れ、チョーキングの粉など外壁表面の様々な汚れをまとめて落とすことも高圧洗浄の目的です。例えば、チョーキング現象が起きている外壁に高圧洗浄をせずに塗装すると、古い塗膜が剥がれる際に、新しい塗料まで一緒に剥がれてしまいます。そのため、耐用年数を迎える前に外壁のメンテナンスが必要になってしまい、費用も余分にかかってしまう事になります。

サビや古い塗膜を手作業で落とす『ケレン作業』

ケレン

ケレン作業とは、外壁の素材や状態によって電動、手動など工具を変えながら、壁に付着したサビや油汚れ、剥げかけている塗膜を除去する作業です。これらの工程には手間がかかりますが、上塗りのあとに塗料がすぐ剥離することを避けるための大事なプロセスです。

ケレン作業の目的は
①塗料を長持ちさせる
②塗料を密着させる
③美観を美しくする

ということがあげられます。

サイディングの目地には『コーキング補修』

ヘラ押さえ

現在、多くの住宅の外壁に使用されているサイディングは、パネルとパネルの間に適度な隙間を空けて貼り付けられています。
この隙間のことを『目地』と呼び、目地のクッションと防水を兼ねているのがコーキングです。

コーキングはウレタンやシリコンの樹脂でできていて、乾燥すると弾力があるゴムのような性質になります。
コーキングが劣化してしまうと、ヒビ割れ・剥がれなどの不良を起こすため、その上からペンキを塗装してしまうと見た目が悪くなり、塗装が長持ちしなくなります。

コーキング補修には、
既存のコーキングに新たなコーキング材を補充する『増し打ち』
既存のコーキングをすべて除去して新たなコーキング材に入れ替える『打ち替え』
の2種類があります。

また、外壁・屋根のヒビ割れが軽度の場合はコーキング材を充填して埋めることもあります。

コーキング補修が不十分だと、目地から水分が侵入してしまい雨漏りの原因になります。
水分の侵入を許してしまうと、塗装の表面に水ぶくれができて破れてしまい、見るも無残な状態になってしまいます。

クラック補修

外壁施工前

クラックとは、塗装してから時間が経過すると、クラック(ひび割れ)が発生します。クラックの多くは、モルタル壁や鉄筋コンクリート壁に出来ることがほとんどなのですが、サイディング壁にも発生します。クラックの主な原因は、塗膜の劣化や地震、乾燥、家を建てた時の欠陥や設計ミスなどが考えられます。セメントやモルタル質の外壁でヒビ割れを放置していると、ヒビ割れのまわりがどんどん崩れてしまい、終いには大きな穴ができてしまうことがあります。穴があいていなくても、手で触っただけで豆腐のようにボロッと崩れてしまうような状態なら、どんなに上から新しいペンキを塗装してもすぐに崩れてしまうので意味がありません。

劣化したセメント・モルタル質の補修では、まず劣化した部分をハンマーなどで叩いて落とし、その上から新たにセメントを打ってコテでならして補修します。
左官業の仕事のようですが、塗装前の素地を整える工程なので塗装業者が下地処理の一環として担当します。

パテ埋め

軒天パテ処理

「パテ処理」とは、塗装する面の凹みや隙間をパテという粘土の様な充填材料で埋める作業の事です。各種ボードの隙間を埋めたり、施工面を平らにしたりする作業の事をパテ処理と言います。
壁面の欠損補修や、ボードが貼られた軒天、室内天井、室内壁面‥の隙間を埋める際に使われています。

各材質による下地補修

塗装面の汚れを落とした後に行う補修作業です。塗装する面の材質や状態によって、工程や作業内容が変わります。

・モルタル
ひび割れた箇所をシーリング剤やパテで補強し、欠けた部分は樹脂モルタル等で補修。

・サイディング壁
パテによるひび割れ箇所の補修、目地のシーリングの打ち替え。

・鉄部分
きれいな塗装の活膜部分を残した上でのケレン作業後、塗装をつきやすくする作業。

・木部
木材の種類・部位・状態・仕上げに合わせた洗浄・研磨・漂白作業、パテによる傷やへこみなどの修正作業。素材感を生かした部材の表面処理作業など。

・屋根
鉄部分や木部の傷・劣化など、それぞれ上記と同様の対応で補修。
これらの工程の終了後、初めて塗料を上塗りする作業を開始することができるのです。

■悪徳業者の手口

外壁塗装業界には、悪徳業者が多いのも残念ながら事実です。その理由は、一般の人には作業内容がよく知られておらず、相場がよくわからないという実情があるからです。では、実際にどのような手口があるのでしょう。

【施工前】

悪徳業者

よくある手口として、家主の不安を煽り、不十分な説明で強引な契約を結ぶやり方が挙げられます。そういう業者は、相場よりも高額な費用を請求して手抜き工事を行い、施工後に不具合が見つかっても対応してくれません。具体的には、以下のような例があります。

突然の訪問で「早く塗装しないと雨漏りしますよ」などと不安を煽り、強引な契約を迫る

根拠無く大幅な値引きを提示して、その場での決断を迫る

3大塗料会社(日本ペイント・関西ペイント・エスケー化研)以外の、品質保証のない自社オリジナル塗料を勧める

塗装費用の全額前払いを迫り、工事前に逃げる・追加費用を請求する

施工前の段階で以上のタイプに当てはまる営業マンにはよく注意し、何かおかしいと感じたらすぐに断りましょう

【施工後】

施工前に問題がなくとも、後から手抜き工事が発覚する場合もあります。作業に入った後によくある悪徳業者の手口として、「正しい工程と時間をかけた下地処理をしないまま、上塗りをして誤魔化す」というものがあります。
塗装前の下地処理は素人にはわかりにくい作業内容であるため、手抜き作業が横行してしまうようです。いい加減な下地処理では、塗装がすぐに剥がれ外観も悪く、寿命も短くなってしまいます。こういった被害を防ぐため、事前に正しい下地処理についての知識を持ちましょう。

■まとめ

美しい塗装工事の仕上がりには、丁寧な下地処理は欠かせません。その品質次第で浮き・剥がれなどが起こりにくくなり、塗装の耐用年数が左右されるほど、下地処理は塗装工事において重要な工程です。ご自宅の外壁・屋根の塗り替えに、美しい仕上がりと十分な耐久性を求めるなら、下地処理を徹底してくれる塗装業者にお任せするのがベストです。そのため、外壁塗装工事に関しては、施工費ではなく正しい技術を持っている業者を選ぶことが大切です。
おすすめは、地元での評判や信頼関係を大切にしている、地域密着型の業者です。大手の会社のように下請け業者を使うこともないので、いざという時に素早い対応をしてくれます。
弊社は塗装の技術はもちろん、外装の状態を診断する「目利き」としても高く評価されています。豊富な施工実績とリピーターの多さが、そのあらわれともいえます。
塗装に関する問題やお悩みなどがありましたら、ぜひお気軽に昌栄にご連絡ください。

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