お役立ちコラム

後悔しない外壁塗装の色選び!失敗しないコツ

2022-06-20

後悔しない外壁塗装の色選び
How to choose wall colors

外壁塗装は色選びが肝心です。家の印象を大きく左右します。一度塗ると10年ほどその見た目のまま過ごすため、後悔のない選択が大切です。しかし、「どの色が合う?」「イメージと合う?」「近所で浮かない?」など悩みはつきものです。実際に工事に入る際も、色に悩みすぎて工期を延期する方もいるくらいです。
そこで、色選びに迷う方や不安な方のために、失敗しないためのコツやポイントをご紹介します。

色の見え方

面積効果によって同じ明るさの同じ色でも明るく見えたり、暗く見えたりします

人間の目には同じ明るさの同じ色であっても、面積が小さい場合は暗く、大きな面積はより明るく、より鮮やかに見えるという性質があります。これは面積効果と呼ばれています。

どちらが明るく見えるでしょうか?

どちらが明るく見えるでしょうか

先入観がない状態では「大きな方が明るく見える」と答える方がほとんどです。

色決めの際、小さなカラー見本だけで選ぶと実際より暗く感じやすく、広い面積に塗ると明るく見える傾向があります。イメージに近づけるには、少し濃い目の色を選ぶのがおすすめです。ただし、色によって見え方は変わるので注意が必要です。

色見本

明度対比の影響で、同じ色でも周囲の色によって濃く見えたり明るく見えたりします

明度対比

ツートンカラーで塗り分ける場合、隣り合う色の影響で色の見え方が変わる「明度対比」という現象が起こります。

たとえば、落ち着いた色の隣に明るい色を塗ると、明るさが強調されすぎたり、逆に暗めの色を塗るとさらに暗く見えてしまうことがあります。

この違和感を防ぐには、明るい色は実際より少し暗め、暗い色は少し明るめを選ぶのがおすすめです。そうすることで、色の錯覚によるギャップが抑えられ、バランスの取れた仕上がりになります。

外壁の色選びのポイント

ツヤによって印象は変わる

外壁塗装では「ツヤ感」も仕上がりに大きく影響する重要なポイントです。ツヤの種類は「艶あり」から「艶消し」まで5段階あり、光沢が強いほど明るく見え、汚れも付きにくくなります。一方で、艶消しは落ち着いた印象になります。

ツヤの種類は、5種類あります。ツヤがあると(艶あり)色が明るくピカピカとして見え、反対にツヤがないと(艶消し)落ち着いた色味に見えます。また一般に、ツヤが強いほど外壁に光沢が出て、汚れが付きにくくなります。ツヤのイメージは分かりにくいため、実際に近い仕上がりの家を晴れた日に見て確認するのがおすすめです。

ツヤの有無は好みの問題ですが、イメージと違う仕上がりになることもあるため、実際の建物やサンプルで確認するのがおすすめです。また、ツヤの仕上がりは職人の技術にも左右されるため、丁寧な施工も大切です。

玄関ドアや窓サッシとの相性

窓サッシや玄関ドアは素材の関係で塗り替えが難しいため、外壁の色はそれらの色に合わせて選ぶのが基本です。

色の相性を確認する方法は、①施工事例や近所の家を見る②自宅の外壁に色見本を当てて確認する、の2つがあります。

サッシの色は一般的に「白・黒・ブロンズ」が多く、白や黒は多くの色と相性が良く、ブロンズの場合はこげ茶などの同系色を選ぶと調和しやすくなります。

色の組み合わせの相性

色の組み合わせは、ベースの色を決めて「同系色の濃淡(同一配色)」か「トーンが近い色(同トーン配色)」を選ぶと、全体に統一感が出ます。

塗料には多くのカラーバリエーションがあるため、「あの色も使いたい」「この色も使いたい」と、つい色を多くしてしまいがちです。しかし、外壁の色は基本的に2色までに抑えるのがポイント。色が多すぎると家全体の印象がまとまらず、雑多な印象になります。サッシや雨樋など外壁以外の色との相性にも注意が必要です。

ツートンカラーにする場合は、同系色や彩度が近い色を6:4や7:3の割合で組み合わせると、バランスよく仕上がります。

色は3色以内がおすすめ

外壁を複数の色で塗り分ける場合、使用する色は3色までに留めるようにします。4色以上の色を使ってしまうと、ごちゃごちゃした印象になるためオススメできません。と言っても、外壁に施す塗料は基本的には2色までです。もう1色は、差し色として付帯部分などの塗装に使用します。

色選びで迷った場合の対処法

「外壁の色の組み合わせイメージが浮かばない」という場合には、まずは一言でどんなテーマ・テイストの外壁にしたいかを考えてみましょう。「ナチュラル」「モダン」「クール」などの定番のテイストでもいいですし、「春」「自然」「海」などの漠然としたテーマでも構いません。それぞれに使われている色を書き出し、その中で組みわせてみることで、理想の配色が見つかるかもしれません。

カラーシュミレーションでイメージをつかむ

カラーシミュレーションとは、ご自宅の写真を専用ソフトに取り込み、外壁や屋根などの色をデジタルで変更し、塗り替え後のイメージを確認できるツールです。屋根と外壁のバランスや全体の印象を事前に視覚的に把握できるため、色選びに迷っている方にはとても便利です。

「好きな色があるけど家に合うか不安」「完成後の印象を見てから決めたい」といった場合にもぴったり。ただし、モニター上の画像なので実際の色味とは多少違いが出ることもあります。そのため、色の“参考イメージ”として活用し、正確な色は実物の色見本などで確認することをおすすめします。

昌栄でも、このカラーシミュレーションを使い、お客様が納得できる仕上がりをイメージしやすいようご説明を行っております。

A4サイズ以上の色見本で確認する

色選びでは「面積効果」に注意が必要です。同じ色でも、広い面積に塗ると明るく、強く見える傾向があります。外壁は面積が大きいため、色見本はできるだけA4サイズ以上で確認するのが理想です。

特に似た色合いは小さい見本だと違いが分かりにくいため、最低でもA4サイズで数色を比較すると安心です。実際の外壁に見本板を当てて、日陰や日向、少し離れた位置からもチェックすると、より正確なイメージが掴めます。

また、希望の色に加え、希望の色よりワントーン明るい色、暗い色も比較してみると、納得のいく色選びがしやすくなります。

周囲の家との調和を考える

たとえば、美しい外国の街をイメージしてみてください。ひとつひとつの家が集まって、その素晴らしいロケーションを生み出していることにお気づきではないでしょうか。

ギリシャの街並み

外壁の色を選ぶ前に、まず周囲の街並みをよく観察してみましょう。どんなにおしゃれな色でも、周囲とかけ離れていると浮いて見えることがあります。

特に住宅が密集している地域では、目立ちすぎる色がご近所トラブルの原因になることも。両隣や向かいの家の色と調和するよう意識しましょう。

また、京都など一部地域では「景観ガイドライン」により、建物の色やデザインが制限されている場合があります。ガイドラインに反すると、塗り直しを求められることもあるため、事前に自治体の公式サイトで確認しておくことをおすすめします。

まとめ

外壁塗装の色は、家のイメージに大きく関わります。

街並みとの調和を考えつつ、好みのイメージを掴むところから始めるのが色選びの第一歩です。
色選びに時間を取られるのは、本意ではないかもしれません。しかし、失敗したら色を変えられるのは10年後と考えると、じっくり検討する価値があるのではないでしょうか。
美しく生まれ変わった姿を思い描き、ポジティブな気持ちで選んだ新しい色の外壁。きっと、見違えるように素敵なマイホームになることと思います。

横須賀市、横浜市、三浦市、逗子市、葉山町周辺にお住いの方で外壁の色でお悩みでしたら、私たち昌栄にご相談ください。20年以上塗装一筋で営業を続けてきた私たちは、流行も考慮に入れた最適な外壁の色をご提案することができます。お客様の希望を叶えるため、全力でお手伝いいたします!

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