
外壁塗装や屋根工事では、突然訪問してきた業者とのトラブルが少なくありません。
「近くで工事をしていたら、お宅の屋根が浮いているのが見えました」
「このままだと雨漏りするかもしれません」
「無料で点検しますよ」
このような言葉をきっかけに不安をあおり、その場で契約を迫る「点検商法」もあります。
突然、自宅の不具合を指摘されると不安になってしまうものですが、まず大切なのは、
「その場で契約しない」
「知らない業者を安易に屋根へ上げない」
ということです。
こんな訪問業者には要注意!
次のような対応をする業者には注意しましょう。
・突然訪問し、屋根や外壁の不具合を指摘する
・「このままだと危険」などと強く不安をあおる
・点検を理由に屋根へ上がろうとする
・「今日中なら安くなる」など、その場で契約を迫る
・大幅な値引きを提示する
・会社や工事内容について十分な説明をしない
一つでも不安を感じたら、その場で契約せず、いったん断ることが大切です。
なぜ外壁塗装の訪問販売でトラブルが起こるのか
外壁塗装や屋根工事は、一般の方にとって適正価格や必要な工事内容が分かりにくい工事です。
工事費用は、
・塗料や材料の種類
・施工する面積
・足場代
・補修内容
・建物の状態
・施工方法
などによって大きく変わります。
そのため、突然「今すぐ工事しないと危険です」と言われても、それが本当に必要な工事なのか、その金額が適正なのかをその場で判断するのは難しいものです。
こうした“分かりにくさ”につけ込んで契約を迫る悪質な業者も存在します。
よくある訪問販売・点検商法の手口
■ 「近くで工事をしている」と突然訪問する

「近くで工事をしているのですが、お宅の屋根が気になって……」
「上から見たら瓦がずれているように見えました」
などと言って訪問してくるケースがあります。
もちろん訪問営業をしている業者すべてが悪質というわけではありません。
ただし、突然家の不具合を指摘し、そのまま点検や契約へ話を進めようとする場合は注意が必要です。
✔ 対策
不安になっても、その場では判断せず、
「必要であればこちらから業者を探します」
と伝えて、一度断りましょう。
■ 点検を理由に屋根へ上がろうとする
「無料で点検します」
「屋根を見ればすぐ分かります」
と言って、屋根へ上がろうとするケースがあります。
悪質なケースでは、点検後に
「瓦が割れています」
「屋根が浮いています」
などと言われ、高額な工事を勧められることがあります。
中には、屋根を傷つけたり、別の場所の写真を見せたりする悪質な事例もあります。
✔ 対策
知らない業者を安易に屋根へ上げないことが大切です。
屋根の状態が心配な場合は、自分で信頼できる業者を探して点検を依頼しましょう。
■ 不安をあおって契約を急がせる

「このままだと雨漏りします」
「台風が来たら危険です」
「すぐ工事しないと大変なことになります」
といった言葉で不安をあおり、冷静に考える時間を与えず契約を迫るケースがあります。
住宅の劣化が本当に緊急性の高い状態なのかどうかは、専門家でなければ判断できないこともあります。
✔ 対策
その場で契約せず、
・家族に相談する
・別の業者にも見てもらう
・写真を撮ってもらい状態を確認する
など、一度冷静に判断する時間を取りましょう。
■ 大幅な値引きを提示する

「今日契約してくれれば50万円値引きします」
「この地域のモニターになってくれれば特別価格にします」
など、大幅な値引きを提示して契約を急がせるケースもあります。
一見お得に見えても、最初から高い金額を提示している可能性もあります。
✔ 対策
値引き額だけで判断せず、複数の業者から見積もりを取りましょう。
比較する際は金額だけではなく、
・工事内容
・使用する塗料
・塗装回数
・補修内容
・保証内容
・説明の分かりやすさ
なども確認することが大切です。
■ 正体不明の「オリジナル塗料」をすすめる
「自社オリジナルなので安くできます」
「一般の塗料より何倍も長持ちします」
などと言って、聞いたことのない塗料を勧められることがあります。
オリジナル塗料だから悪いというわけではありませんが、性能や耐久性について十分な説明がない場合は注意しましょう。
✔ 対策
・メーカー名
・商品名
・期待耐用年数
・保証内容
などを確認しましょう。
分からない場合は、その場で契約せず、あとから調べることも大切です。
■ 「足場代無料」を強調する
「今なら足場代を無料にします」
という営業トークもあります。
足場の設置には、材料費や運搬費、人件費などがかかるため、完全に費用が発生しないということは通常考えにくいものです。
別の工事項目に費用が含まれている可能性もあります。
✔ 対策
「無料」という言葉だけで判断せず、見積書全体の金額と工事内容を確認しましょう。
■ 工事費用の全額前払いを求める
契約直後に工事代金の全額を支払うよう求められた場合も注意が必要です。
支払い方法や支払い時期は業者によって異なり、着手金や中間金が設定されている場合もあります。
ただし、工事開始前に全額の支払いを求められた場合は、契約内容や会社の実態を十分確認しましょう。
訪問営業が来たときの断り方
訪問営業を断るときに、長く説明する必要はありません。
例えば、
「工事をする場合はこちらから業者を探しますので結構です」
「今日は契約しません」
「家族と相談してから決めます」
「屋根には上がらないでください」
とはっきり伝えましょう。
一度断ったにもかかわらず、長時間居座ったり、しつこく契約を迫ったりする場合は、無理に話を続ける必要はありません。
トラブルを防ぐために大切なこと
■ 相見積もりを取る
外壁塗装や屋根工事では、2〜3社程度から見積もりを取ることをおすすめします。
見積もりを比較することで、おおよその価格帯や必要な工事内容が見えてきます。
ただし、単純に一番安い業者を選べばよいというわけではありません。
説明の丁寧さや見積書の分かりやすさも、大切な判断材料です。
■ 現地調査に立ち会う



可能であれば、現地調査には立ち会いましょう。
・どこが劣化しているのか
・なぜその工事が必要なのか
・どのような補修をするのか
を確認します。
屋根など自分で確認できない場所については、写真や動画を見せてもらうと安心です。
■ 見積書の内容を確認する
見積書に、
・工事する場所
・使用する材料や塗料
・数量や面積
・塗装回数
・補修内容
などが具体的に書かれているか確認しましょう。
「外壁塗装一式」など、内容がほとんど分からない見積書の場合は、詳細を確認することをおすすめします。
■ 工事中の写真を残してもらう
外壁塗装や屋根工事は、工事が終わると見えなくなってしまう工程もあります。
そのため、
・下地補修
・下塗り
・中塗り
・上塗り
・屋根や防水部分の施工
など、工事中の写真を残してもらうと安心です。
あとから施工内容を確認できるだけでなく、工事の記録としても役立ちます。
もし訪問販売で契約してしまったら
「断り切れず契約してしまった」
「家族が訪問業者と契約してしまった」
という場合でも、すぐに諦める必要はありません。
訪問販売による契約では、条件を満たしていれば、契約書面を受け取った日から原則8日以内であればクーリング・オフできる場合があります。
「もう契約したから取り消せない」
「工事の手配をしたからキャンセルできない」
などと言われても、自分だけで判断せず、早めに専門機関へ相談しましょう。
困ったときは、
消費者ホットライン「188(いやや!)」
に電話すると、お住まいの地域の消費生活センターなどにつながります。
安心できる外壁塗装業者を選ぶポイント
外壁塗装や屋根工事を依頼するときは、次のような点を確認しましょう。
・会社の所在地や連絡先が確認できる
・地域での施工実績がある
・現地調査をしっかり行う
・工事が必要な理由を説明してくれる
・見積書の内容が分かりやすい
・質問にきちんと答えてくれる
・使用する塗料や材料について説明してくれる
・工事中の写真など施工記録を残してくれる
・保証内容が明確になっている
価格だけではなく、**「なぜこの工事が必要なのかをきちんと説明してくれるか」**も重要なポイントです。
まとめ
外壁塗装や屋根工事の訪問営業でトラブルを防ぐために、特に覚えておきたいのは、
・突然不具合を指摘されても慌てない
・知らない業者を安易に屋根へ上げない
・その場で契約しない
・複数の業者に見てもらう
・工事内容と見積もりをしっかり確認する
ということです。
突然「屋根が壊れている」「すぐに工事が必要」と言われれば、誰でも不安になります。
しかし、本当に工事が必要なのかどうかは、その場で判断する必要はありません。
一度立ち止まって、信頼できる業者に確認することが大切です。
訪問業者に指摘されて不安な方へ
「訪問業者から屋根が壊れていると言われた」
「この見積もり金額が適正なのか分からない」
「本当に今すぐ工事が必要なのか確認したい」
といったご相談でも構いません。
昌栄では、横須賀市を中心に、横浜市・三浦市・逗子市・葉山町などで外壁や屋根の現地調査を行っています。
契約を前提としたご相談でなくても大丈夫です。
外壁や屋根について少しでも不安なことがあれば、焦って契約する前に一度ご相談ください。
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