なぜ 外壁塗装が必要か

お役立ちコラム

外壁塗装はなぜ必要?

2021-10-26

外壁塗装って高すぎる…

そんなにお金を払う意味、ある?

外壁塗装には、1回あたり平均して100万円前後の費用がかかります。
「そんな大金、簡単に出せるわけがない」「少し汚れているくらいなら困ってないし…」と考えるのも無理はありません。

実際、外壁に傷みはあっても、今すぐ生活に支障があるわけではない。だからこそ、「本当に今、外壁塗装が必要なの?」と感じる方も多いのです。

それでも外壁塗装は「必要」なのか?

結論から言うと、外壁塗装が必要かどうかは「外壁の素材」によって異なります
ただし、現在主流となっている多くの住宅の外壁(窯業系サイディング、モルタル、ALCなど)は、塗装によるメンテナンスが前提で設計されています。つまり、定期的な塗り替えをしないと劣化が進んでしまうということです。

見た目が少し悪いくらいなら我慢できるかもしれません。
でも、塗装の劣化を放置すると、外壁材そのものが水を吸って傷み、修繕にさらに多額の費用がかかるケースもあります。

なぜ外壁塗装が必要か

外壁の劣化

定期的に塗装をしなければ、外観の見た目が悪くなるだけではなく、
・外壁が早々にダメになる
・雨漏りが発生する
・外壁塗装費よりも高額なメンテナンス費用がかかる
  内装の復旧費用
  外壁材の張り替え費用
  下地材の補修費用

・住まいの資産価値が下がる
といったリスクが高まります。

塗装本来の目的は美観を保つことではなく、大切なお住まいを長く守る(建物を保護する)ことです。

私たちの生活は住まいによって守られています。その住まいは屋根や外壁に守られているわけですが、屋根材や外壁材を雨や紫外線から守っているのが1mmにも満たない薄い塗膜なのです。

この塗膜には寿命(耐用年数)があり、新築時に使用されている塗料で5~7年、現在新しく開発されているフッ素樹脂塗料でも15年前後といえます。外壁より紫外線を受ける屋根は、おそらくもっと劣化しているでしょう。

それに対し日本の住宅の平均寿命はおおよそ30年、この住宅を保護する塗膜が劣化し痛んでしまうと屋根や外壁などが直接雨や紫外線を受けてしまうことなり、住まいの劣化や雨漏りの要因となってしまいます。

ゆえに、お住まいを守っていくためには、住宅の一生の間に2~3回、状態に応じて屋根や外壁の「塗り替え」が必要となってくるのです。

塗り替え時期の目安について

では、いったいどの程度のタイミングでメンテナンスが必要なのでしょう。

症状概要対応
屋根施工前
変色、
ツヤが無い
塗料の耐久性が無くなってきている状態です。
放置すると劣化が促進されますが、早急な塗り替えが必要な段階ではないです。
経過観察
高圧洗浄施工前
汚れ
外壁は凸凹が多いため、雨水や砂埃が溜まり、汚れやすくなります。
放置しておくと、カビ・コケ・藻などが生えやすくなり、
塗装が本来もっている期限を早めてしまいます。
経過観察
チョーキング現象
チョーキング
塗膜成分が劣化して白い粉(顔料)が露出しています。
このままだと紫外線・雨水等が防げなくなり、
ヒビ割れなどの劣化を引き起こします。
塗装を検討
苔が生える
藻・カビ・コケの繁殖
塗装部分に汚れや雨水が溜まることで、藻・カビ・コケが発生するようになります。
繁殖すると塗装の劣化を進行させるので、ご自身で定期的に外壁を洗浄するか、
業者にキレイにしてもらうのがお勧めです。
塗装の時期
ひび割れした壁
ヒビ割れ
長年の紫外線・雨風の影響で、塗装の膜が徐々に削られていき薄くなり、
ヒビが入りやすくなります。ヘアークラックなどの薄いものから
構造クラックなどの大きなヒビまで様々ですが、
どのヒビもいずれ大きくなり雨漏りを引き起こす要因になります。
塗装の時期
壁が剥がれる
剥がれ


外壁塗装が剥がれ・めくれが発生した場合は、塗装の効果がすでに切れていて、
建物の防水性が無くなっています。
放置していると、建物に重大な劣化を引き起こしたり、
本来かかることのなかった無駄な費用がかかる場合があります。
塗装の時期

各部位の塗り替え年数の目安

部位や素材ごとに、塗り替え年数は異なります。同じ建物でも、南側と北側では劣化の進み方が違いますし、風通しのよい場所や湿気のこもりやすい場所などの環境によっても異なってきます。塗り替えの目安としてご参考にしてください。

外壁吹き付け6~10年
サイデイング10年
ALCパネル10年
屋根カラートタン5~8年
スレート(コロニアル)10年
木部3年
鉄部3年

塗り替えの最適な時期について

塗膜は通常、下記のような順序で劣化していきます。

外壁塗装は寿命を長持ちさせるための予防メンテナンスですから、傷みが顕著になってからではなく、傷みが出る前に早目に行うに越したことはありません。4の段階前が最適な時期といえますが、費用対効果から考えると、遅くても5の段階より前が良いでしょう。

5の段階になると、住まいを形成する素材がそのまま紫外線や、風雨などの外部環境にさらされている状態になるので、建物の劣化につながります。素材自体の劣化や腐食となってしまうと、塗り替えのため、劣化素材の交換や余分な下地処理が必要になり、その工程に応じて費用が掛かってしまいます。
また、鉄部や木部は外壁や屋根に比べて劣化が早いので、少しでも剥がれたらご自身で補修塗装しておく事が、費用をかけずに長持ちさせる秘訣です。

まとめ

外壁塗装は「資産を守るための予防投資」、 大切なお住まいの寿命を延ばす工事です。

外壁塗装は単なる見た目の改善ではなく、建物を雨や紫外線から守る“バリア”の再施工です。
将来的に大きな修繕費を防ぐための「予防的なメンテナンス」と考えれば、その意味と価値ははっきりしてきます。

現地調査
現地調査

外壁の塗り替えは、決して安価ではありません。ただ、高いお金をかけるだけの価値は十分あります。外壁の塗り替えを検討する際は、価格相場を耐久年数に応じて分割して貯金をしておくのもよいかもしれません。例えば、価格が80万円の外壁塗装を10年間で分割すると、月々6,000円~7,000円の積立金がかかると同時に、それを必要なランニングコストとして考えることもできます。

外壁塗装を行い、しっかりと防水機能を保っていれば将来的にメンテナンス費用のみで済んだものが、塗装の劣化が進むと塗り替えだけでは済まず、様々な被害が合わさり高額リフォームが発生する可能性を高めてしまいます。劣化がどの程度進んでいるのかは、立地環境や使用されている外壁材、新築時の状況など一軒一軒の建物で全然違います。もちろん、どういった傷みがあるのか、これも一軒一軒違います。必要な提案はお住まいによって違います

「今やるべきかどうか」の判断は、外壁の状態をしっかり点検したうえで、慎重に進めることをおすすめします

昌栄は現地調査の際、30分~60分程度のお時間を頂き丁寧にお住まいの点検、ヒアリングをさせて頂いた上で最適なご提案をさせて頂いております。現地調査は無料ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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