塗装工事マメ知識

UVプロテクトクリヤーを使った外壁塗装について

紫外線が強い

6月も中旬にさしかかると、夏本番。毎日暑くてたまらないですよね。熱射病で倒れる人も続出していますので、この時期は無理しないように気をつけましょう。特に女性は、夏場の日焼け対策をしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。カンカン照りの紫外線は、美容にとっての大きな敵。対策を練らなければすぐに肌は劣化してしまいます。そして紫外線からダメージを受けるのは、お肌だけではありません。住まいの外壁もまた、毎日の陽射しによって劣化しています。

■雨や風よりも紫外線のほうが、外壁へのダメージは大きい!?

紫外線

毎日、紫外線や風雨によって劣化している外壁。一見すると風雨のほうが大きな影響を与えそうですが、実は紫外線によるダメージのほうが大きいのです。
では具体的に紫外線は外壁にどのような害をもたらすのか、解説してみましょう。

  • 色あせ紫外線によって、外壁の表面の塗装の膜・塗膜は壊れてしまいます。その結果、雨や風が直接外壁にぶつかることに。色あせや変色が起こってしまう原因になります。
  • 構造部分への影響外壁の塗膜が剥がれ、その部分がバリアしきれなくなります。結果、雨や雪により外壁にひび割れが入ってしまうケースもあります。さらにひび割れから雨水が浸入すると、梁や柱などの構造部分が腐食することにつながるのです。最終的に住まいの寿命が縮んでしまいます。
  • 紫外線によって、塗装が剥がれてしまうと外壁部分がむき出しになってしまいます。塗装には防水機能があるのですが、外壁部分にはありません。結果、カビや藻が繁殖してしまう可能性もあるのです。

UVプロテクトクリヤーとは

世の中には様々なメーカーがクリア塗装用の塗料を製造しています。その中でも信頼度が高く、高性能なものは日本ペイントのピュアライドUVプロテクトクリヤーです。

UVプロテクトクリヤーは自動車用塗料メーカーとして圧倒的シェアを誇る日本ペイントのコーティング技術から生まれました

日本ペイントは自動車用塗料メーカーとして圧倒的シェアを誇ります。
自動車は電着塗装(錆止め)から始まり、何度も塗装が繰り返され(車種によって違う)、必ず最後にクリア塗装が施されます。
この自動車用のクリア塗装を建物に応用したのがピュアライドUVプロテクトクリヤーなのです。

また、日本ペイントは130年以上の歴史を持つ国内塗料メーカーで、歴史だけでなく長年の研究と経験から蓄積されたノウハウを持っています。

UVプロテクトクリヤーの優れた点

そこで皆様におすすめしたい塗料をご紹介します。それが日本ペイント株式会社が開発・販売している「UVプロテクトクリヤー」です。では、UVプロテクトクリヤーがどのように優れているのか、3つの観点から探っていきましょう。

ピュアライドUVプロテクトクリヤーカタログより
  • 意匠性UVプロテクトクリヤーはその名の通り透明な塗料なので、もともとの外壁のデザインを崩しません。ただ単に表面にツヤがプラスされるだけなので、新品同然の仕上がりになります。
  • 耐久性耐候性のある樹脂タイプを使っています。また、そこに紫外線吸収剤を含ませることによって、紫外線に対して強い効果を発揮するので、色あせや変色を防いでくれます
  • 超低汚染性防かび・防藻性があるのもUVプロテクトクリヤーの特長。外壁の表面に付着した汚れを雨の力だけで浮かせて洗い流せるので、掃除の手間くを省きたい方におすすめです。

■UVプロテクトクリヤーを使う際の注意点

このように紫外線に対して高い効果を発揮し、外壁を美しくキープしてくれるUVプロテクトクリヤー。クリアー塗料は無色透明なので、表面が劣化してしまってから塗装すると、劣化の跡がそのまま出てしまう事もあります。そのため、劣化が始まる前、新築より10年以内に塗装することが、新築時の美しいサイディング材を長くキレイに美観を持たせる秘訣です。外壁が傷んでしまうと普通の外壁塗装しか選択肢がなくなります。

光触媒や無機、フッ素でコーティングしたサイディングには塗装できない

中には性質上クリヤー塗装出来ないサイディングというものもあります。それは新築時の時から光触媒や無機の表面コーティングを施されているものです。そのようなサイディングはクリヤーの樹脂が密着しません。施工可能かどうかは現場判断(業者が判断)となります。

コーキングの上には施工できない

サイディングボードの住宅でよく見られる、サイディングボードの継ぎ目の隙間に目地材を充填することをコーキングやシーリングといいます。このコーキングの上にクリア塗装を行なうと塗膜が汚染されたり、剥離したりする原因となるため、コーキング部分はしっかりと養生して避けて施工する必要があります。

チョーキング現象が進行している外壁には、オススメできない

チョーキング現象とは、外壁の表面にある塗膜が劣化し、手で触ると白い粉のようなものが付く現象のことを言います。
この現象が起きている外壁にクリア塗装をしてしまうと、塗装後に白ボケしたようになってしまうことがあるため、オススメできません。
チョーキング現象が起きてしまっている外壁でどうしてもクリア塗装をしたいという場合は、先に色を付ける塗装を行いその後に、上からクリア塗装を行うことが可能です。
その場合は色を付ける塗装工程が増え、コストが高くなってしまいますので、注意が必要です。

ひび割れが発生している場合の施工はオススメできない

色をつける塗装であれば、ひび割れを補修した後に塗装を行うことで補修跡を見えなくすることが可能ですが、クリア塗装の場合は補修跡がそのまま残って見えてしまうため、見栄えが悪くなります。どうしてもクリア塗装を行ないたい場合は、先に色をつける塗装を行い、補修跡を目立たなくした後で、クリア塗装をするのがオススメです。その場合も工事工程が増えるため、コストは高くなってしまいます。

まとめ

家の外観

UVプロテクトクリヤーの一番のメリットは、外壁のデザインをそのまま残して塗装することができるということです。
今までは高価な高意匠サイディングのデザインを再現するために、工程数を増やし追加費用をかけざるを得なかったものが、クリヤー塗料によってコストをかけずに残すことが可能になりました。さらに、紫外線吸収剤の働きで外壁の劣化を長期間抑え、サイディングボードを新築に近い風合いのまま維持することが可能です。建物の劣化を抑え、意匠性を保つUVプロテクトクリヤーにご興味を持っていただけた方は、是非、ご検討してみてはいかがでしょうか。

『我が家の外壁にクリヤー塗装は出来るかしら?』

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