こんにちは!2023年3月12日日曜日、今日も暖かい横須賀昌栄周辺です。すっかり春の陽気となりましたね。
今年の花粉の飛散は10年に一度と言われるくらい多いようで、周りでも今年初めて花粉の症状が出たという人が多いですが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。
3月6日から二十四節気(太陽の動きに合わせて1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにその季節それぞれを6つに分けたものでいう)「啓蟄(けいちつ)」に入りましたね。啓蟄の時期は、土の中で冬ごもりしていた生き物たちが、地上に出てきて活動を始める頃と言われています。
二十四節気のひとつである「啓蟄」は、「けいちつ」と読みます。二十四節気は立春から始まり、雨水に続く啓蟄は3つ目の節気です。「蟄(ちつ)」は「土の中にこもった虫」を表し、「啓(けい)」は「開く」の意味を持つそうです。この2つの漢字が合わさり、春の季語としても用いられる「啓蟄」になりました。昔は、虫というと昆虫に限らず、ヘビやカエル、トカゲなど小さな生き物も指しました。漢字で書くと「蛇」「蛙」「蜥蜴」で、虫へんとなっている点も興味深いところ。啓蟄の後は、春本番の春分となります。
2023年の啓蟄は3月6日(月)~3月20日(月)です。古くから「春の皿には苦味を盛れ」との言葉があります。この時期は、寒さを乗り切るために溜め込んだ脂肪や老廃物を排出し、眠っていた体を目覚めさせるために、苦みのある食材を食べるのが良いと考えられてきました。啓蟄の時期は、独特の苦みや辛み、香りのある食べ物、ウド、からし菜、アシタバなどが旬です。
3月から4月頃にかけては、雨の多い時期でもあります。
新生活を目前に控え、胸には期待と不安が膨らみますが、ときに雨が、どこか憂鬱な気分を運んでくる日もあるかもしれません。
けれど、こうして雨が降るたびに、日差しはあたたかくなり、一歩づつ、春に近づいていくのです。
静かな春の雨の日には、心を落ち着かせ、これまでのことに向き合い、新しい花を咲かせるためにも、これからのことを夢見ていきたいものですね。